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YUKI HASHIMOTO INTERVIEW
バイヤーが本気で推す、信頼できるブランド〈YUKI HASHIMOTO（ユウキ ハシモト）〉。
〈STUDIOUS（ステュディオス）原宿本店〉の新規取扱開始にあたり、〈デザイナー・橋本祐樹氏〉にインタビュー。デビューコレクションからファンを魅了し成長を続けている、〈YUKI HASHIMOTO〉のブランド背景やオリジナリティの根源を紐解くべく、今季おすすめの逸品、洋服のデザインやルーツについて語り合う。
経歴を伺うと、大学を卒業後、アントワープ王立アカデミーに進学。
学士課程修了後、名だたるブランドでデザインアシスタントとして活動されたとありました。アントワープには、デザインを勉強するために行かれたんですか？
学士課程修了後、名だたるブランドでデザインアシスタントとして活動されたとありました。アントワープには、デザインを勉強するために行かれたんですか？
高校生の頃から洋服に興味がありました。それで京都の大学を卒業した後、すぐにベルギーへ渡りました。在学中からビジュアルやイメージを創るのが好きで、コレクションブランドでデザインアシスタントとして働いていた期間も含めると約7年間行っていました。
その後、橋本祐樹氏が自身の名を冠して展開する〈YUKI HASHIMOTO〉。デビューとなる2019 年春夏コレクションを発表しますね。
在学中から自分でブランドを立ち上げることを視野に入れていました。日本でもベルギーでも、周りにはグラフィックや写真など表現することを仕事にしている人が多く、刺激を受ける機会は沢山ありました。クリエイターの方とコラボレーションすることによってより良い作品が生まれると思っているので、クリエイティブな仕事を形として残していくため、アイテムには自身の名を冠してブランドの名前をつけました。
アントワープから日本に帰ってきてからもデザイナーとして大活躍されています。橋本祐樹氏が掲げるコンセプトは、“ニューオーダー(NEW ORDER)”ですが、何故こういったコンセプトを掲げられているのですか？
洋服が持つ歴史や、背景を学び、ルーツが着る人にも伝わるように、重要なディテールや機能性は残しつつ、現代的なデザインへと進化するイメージでコレクションを製作しています。デザインの軸は、ファッションに敬意を払うことによって生まれる “創造と追求”や“独自性と存在感”です。
デビューコレクションから新進気鋭で前衛的な大注目のブランドに。今後が期待されるブランドが増えている中、話題のデザインやコミュニティを形作るまでに至ったのは何故なんでしょうか？
表面的なデザイン性だけではなく、洋服一つ一つが持つイメージやコンセプトを大切にしながら、新しい世界観を提案できるブランド、洋服作りを目指し製作しています。今だとブランディングするにもインスタグラムがあって、それまでだったらまったく接点のなかったような人にもブランドの世界観を発信できるようになって。そんな中で、自分達は、背景やストーリーを打ち出していき「商品に対して愛情を注いでいくこと」でエッジの利いた独創的なデザインにアイテムを仕上げています。
そうやって何かを深く探求するのは良いですよね。トレンドであってもトレンドでなくても、強く主張するわけでもなく控え目なのに印象に残りますね。今後の新商品やアートとしての活動などありますか？
特に反響をいただいているのが、〈STUDIOUS原宿本店〉で展開されているクロスオーバーデザインシリーズです。ブランドを象徴するアイテムでもあるトレンチコートは、右型部分にボタンがついており、フロント部分が交差するオリジナリティのある仕様にしています。また〈STUDIOUS原宿本店〉で即日完売したクロスオーバーシャツも、ブランドらしいギミックの効いたデザインシャツに仕上がっています。
あらためてデザインをやっていてよかったと思うことはどんなことですか？
今は表現力をもっと身に付けたくて、クリエーションを進化させています。特に洋服表面のプリントには写真家とコラボレーションをしたり、加工を施してギミックをいれていきます。表現したいものを形にしたり、立体的なビジュアルを今の気分に仕上げ新鮮なデザインで惹きつけていきたいですね。
インタビューを終えて
想像通り、「新進気鋭」という言葉がピッタリのお方でした。実際にお会いしたのが 2回目。まだ彼の事を深く知らない中でのインタビューはとても新鮮で興味深いものであった。「自分の表現したい “創造”を純粋にプロダクトにする」そんな言葉が彼らしかった。独自性や存在感、自身が見てきた記憶にあるモノ、コト、それらを組み合わせて行きながら「ニューオーダー」し、他では代わりのきかないプロダクトは、まさに「オリジナル」であって誰も真似できない。
橋本祐樹
京都造形芸術大学出身。卒業後、アントワープ王立アカデミーに進学し学士課程修了後、名だたるブランドのデザインアシスタントとして経験を積む。修士課程期間中に、中国のバッグメーカー「北山銅版画室(KITAYAMA STUDIO)」からのオファーを受け、 自身のデビューコレクションにてコラボレーションアイテムを同時発表。2019 年春夏、〈YUKI HASHIMOTO（ユウキ ハシモト）〉をスタート。
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